アロマインストラクターシェア会
こんにちは。西野のアロマサロン オレンジと紫です。
今日はインストラクターを受講させて頂いたスクールで、勉強会がありました(*^_^*)
今回は「柑橘精油を知る」ということで、各々が自分の調べたことを発表し、その知識をみんなでシェアし、より精油への理解を深める会。
皆さん、資料もしっかりしていて、柑橘精油の成分の比較や、発達障害の子への柑橘精油の影響とか、リモネンに特化して深く掘り下げて調べていたり、オーガニックと普通の精油の嗅ぎ比べ、グレープフルーツのヌートカトンのダイエットへの効果、などなどマニアックな内容が次々と発表され、面白い面白い♪
私は何を調べて発表したかというと・・・
柑橘精油を、圧搾法と水蒸気蒸留法で抽出すると、どういう違いがあるか。といったお話。
お題が見つからず柚子を掘り下げようかと考えていたところ、先生から抽出方法 とヒントをもらい・・・
柚子を調べていたら、光毒性があるやつとないやつがあって、なんでだろうと思ったら、ミカン科の果皮からとる精油でも抽出方法が違う。今までは「果皮といえば圧搾法」だったけど、近年では変わってきているみたい。
調べるのが楽しくなってきました♪
普通、ミカン科の果皮からとる精油は「圧搾法」という、果皮を圧搾してスポンジで吸って精油をとったり、遠心分離器にかけて精油をとったりします。
柑橘の果物そのものなので、香りも果物そのもので成分もそのまま。でも不純物が混入しているリスクもあったり、なんせ果物そのものなので酸化が早かったり。
そして、フロクマリン類という光毒性を発揮する成分もそのまま入っています。
これは柑橘類に入っていることが多くて、フロクマリン類が皮膚に付着したまま、紫外線を浴びると、シミや火傷を起こしてしまうやっかいな成分。
でも水蒸気蒸留法では、この光毒性がない!
最近、特に和精油で柑橘の果皮を水蒸気蒸留法でとっているのを目にします。香りの違いは、水蒸気蒸留法の方が柔らかくて軽い感じ。
劣化も水蒸気蒸留法の方が遅い。欠点としては、圧搾法では抽出できている微量成分が水蒸気蒸留法では数種類飛んでなくなってしまっている。
でも決して違う香りとかじゃなくて、柚子なら柚子の香りがします。
柑橘系は光毒性が心配だから・・・と、使わないというんじゃなくて、せっかく日本人に馴染みのある受け入れの良い香りなんだから、芳香浴には圧搾法の精油、トリートメントに使うなら水蒸気蒸留法の精油、と、用途に応じて使い分けて使っていきたいなーという結論に至りました。
というようなことを、発表したと思う。
なんだか発表の直前で急に緊張してしまって、自分がどういう説明をしたのか、いまいち覚えていないんです(笑)
確かそんな感じ(^_^;)
そんなんだから言い忘れたこともありまして・・・
生活の木の成分分析表を参考にさせて頂いたのですが、圧搾法の柚子やベルガモットにもフロクマリン類の記載がなかったので、問い合わせしたんです。
そしたら、「記載はないけれど微量ながら圧搾の柑橘類には光毒性はあります。詳しい数字が必要でしたら、こちらでもよく調べて後ほどご回答します。」と大変丁寧な答えを頂きました。
それから、生活の木の圧搾法の柚子は、只今欠品中で、来月あたりに少し入荷する予定だそうです。
でも、それが完売したのちはもう圧搾法の柚子はなくなり、水蒸気蒸留法のみになるとのことでした。
プラナロム社の柚子も水蒸気蒸留法のみ。きっと技術が向上したことで、水蒸気で効率良く、成分をあまり壊さず柑橘の精油を抽出できるようになって、圧搾法のものは少なくなっていくのかなーなんて思いました。
でも今のところ、水蒸気蒸留法でも販売されているのは、柚子、レモン、カボス、ライム、グレープフルーツくらいのようです。
勉強会の後は、ランチ会(*^_^*)
皆様のアロマの仕事の進め方や、悩みや楽しい話ができて刺激を受けて、とても良い一日でした(*^_^*)
志が高くて行動力がある人ばかり。見習わないと(*^_^*)
次回のランチ会も、いや勉強会が楽しみです(*゚∀゚)/:*ー゚+。